Succés Vinícola スクセス・ヴィニコラ
ワイナリー・スクセス・ヴィニコラ は、カタルーニャ州北部、DOコンカ・デ・バルベラ
に位置します。ヴェガ・アイシャーラ、セリェール・タランナ、ジョルディ・ロレンスとはま
た異なる味筋とキャラクターを持つ生産者との出会いがありました。土着品種ト
レパットへの情熱は並々ならぬものがあり、かつて南仏のグルナッシュやロワールの
ピノドニスの品質と個性が見直されてきたように、この地でこれからトレパットが脚
光を浴びるきっかけを造っていくであろう生産者の一人と確信しています。
タラゴナ県沿岸部と山間部(プリオラート)のちょうど中間に位置し、春先と秋に
は濃い霧が立ち込める独特のマイクロクライメイトです。近くには、ドラゴンを退治
し生贄となったお姫様を救った勇者サン・ジョルディの伝説でよく知られるモンブラ
ンの城があります。これまで、この生産地にはワインをボトル詰めする生産家は少
なく、コーペラティブや大きなカヴァ醸造所(フレシネやコドーニュなど)にブドウを販
売する生産家がほとんどでした。
もともと獣医志望だったマリオナ・ヴェントレイと、ブドウ生産家出身のアルベー
ル・カネラは、プリオラートのワイン醸造学校で知り合いました。卒業後、2011年
にDOコンカ・デ・バルベラが、活動を休止していた1894創立のスペイン最古のワイ
ン協同組合”Viver de Celleristes”の跡地を、青年起業家を対象にその醸造
家のCo-Working スペースとしてレンタルを開始したのを機に、二人は若干20歳
でワイナリー・スクセス・ヴィニコラを立ち上げます。 以来、パートナーとして醸造か
ら経営、営業と全て50/50に分担しながらワイン造りを行っています。
”スクセス”とは、カタルーニャ 語で「出来事」の意味です。彼らの造るワインの名前は、全て彼らの経験(体験・感情)に関係しています。ブドウは
全てブドウ生産家のアルベールの家族から購入しています。畑に化学肥料や除草剤・殺虫剤が散布されることは一切ありません。栽培方法、収穫
率など、マリオナとアルベールの希望に沿った方法で栽培され、そのブドウの中でも最高品質のものを厳選し、スクセスのワインを造っています。 地中
海性気候と標高、石灰質土壌という恵まれた環境で育てられた果実に、なるべく手を加えず ワインに変化させていきます。
自生品種を重視し、白ワインにはパレリャーダ種、赤ワインにはトレパット種を使用。これまで トレパットは、色が薄く香りが 無いためカヴァ造り(特に
淡い色のロゼ)に使われることが多く、銘醸ワインのための品種として注目を浴びることはありませんでした。マリオナとアルベールは古い畑を選び、その
収穫率をさらに低く抑えることで凝縮感があり、香りが高く、個性的なトレパットのワインを造っています。醜いアヒルの子が美しい白鳥に変わるよう
に、スクセス・ヴィニコラのトレパットは これまでのトレパットのイメージを大きく覆してくれました。 クリエイティブ・前向き・責任感があり、そして互いを尊
重し合う彼らの姿勢が反映された将来性のあるワイナリーです。
ブドウ栽培は収穫量の低い古い畑を厳選し、かつ収穫率を低く抑えています。15 ~ 18haの畑からブドウを厳選しその平均収穫量は40 ~
25hl/haに抑え、もちろん全て手摘みで収穫されます。厳しい選果を行い発酵は全て自然酵母。基本的にはSO2添加は無し、というワイン造りで
す。
白・ロゼ・赤共に彼らの明るいキャラクターが存分に反映された味わいです。太陽が燦燦と輝くこれからの季節にぴったりで、明るくてジューシーな果
実味、柔らかで豊富なエキス、石灰土壌と高標高からもたらされる柔和な酸とミネラル。魚から肉まで料理を選ばないラインナップで口に含むと思わ
ず笑顔がこぼれてしまうワイン達。また一人コンカ・デ・バルベラから素晴らしい生産者をご紹介させて頂きます。
El Mentider エル メンティデー 20
「トレパット種からは薄くて軽いロゼしか造れず、凝縮感のある上質な赤ワインは造れない」という地元の古い概念を覆したことから、カタルーニャ語で「嘘つき」という名が付けられた彼らのフラッグシップ・キュヴェです
項目 詳細 スペック
生産地スペイン / カタルーニャ州北部(DOコンカ・デ・バルベラ)
栽培 / 認証ビオロジック(有機栽培)。
化学肥料、除草剤、殺虫剤は一切不使用。
テロワール粘土石灰質土壌。地中海性気候(内陸寄り)と高い標高により、柔和な酸と美しいミネラルがもたらされます。
品種トレパット 100%(地域の土着・自生品種)。樹齢平均80年以上の古い畑(古樹)を厳選。
収穫9月下旬にすべて手摘みで収穫。
平均収穫量を25〜40hl/haと非常に低く抑え、厳しい選果を行います。
醸造方法 除梗後、空気圧式圧搾。3日間のスキンコンタクト(醸し)を経て、30hlのステンレス・タンクにて野生酵母(自然酵母)のみで発酵(ピジャージュは1回)。
無濾過・無清澄。
SO2(亜硫酸塩)無添加(トータルでも基本的に添加なしのナチュラルワイン)。
アルコール度数14%
熟成方法500Lおよび600Lの木樽(古樽)で10ヶ月間熟成。
2022年1月に瓶詰め。
熟成によるオレンジがやや混ざった、濃いめのガーネット色。ブラックチェリーやカシス、プルーン、プラムジャムなどの熟した黒系果実、ドライフィグの凝縮した香りに、黒コショウのスパイスやほんのりとした木材香(ウッドノート)が重なります。味わいアタックは熟したピュアな果実味がしっかりと広がり、古樹ならではの豊かなエキス感とコク旨なボリュームがあります。タンニンは細やかで丸みがあり、雑味がなく非常に洗練されています。余韻ナチュラルワインらしいヨードや海藻、枯葉、土、さらには鰹節を思わせるような複雑な和の旨味がじわじわと残り、綺麗な酸と共に長い余韻を形成します


