Domaine de L‘Oratoire St. Martinドメーヌ ド ロラトワール サン マルタン/Côtes du Rhône Rouge Le P'tit Martinコート・デュ・ローヌ・ルージュ・ル・プティ・マルタン(750ml)
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Domaine de L‘Oratoire St. Martinドメーヌ ド ロラトワール サン マルタン
「父の代から畑の可能性を信じていた斜面の畑」 ドメーヌの名前の「オラトワール」は、礼拝堂を意味し、「サン マルタンの丘の畑にある小礼拝所」を指します。ドメーヌの主となる部分は、ラストーの丘から200mあまりの、ケラーヌ村の北東にあります。それらは急斜面で、キャタピラを必要とするところもあります。彼の父は、他の誰も気付かない頃からこの場所は素晴らしい可能性があると信じていました。
「ビオディナミは、子供の頃から教えられた当たり前のやり方」 畑に関しては、農薬や化学肥料は使わず、ビオディナミで栽培しています。祖父母や父は、いつも月と星を気にした農作業をしていました。シュタイナーによってビオディナミ農法として学術的に確立された方法ですが、アラリーにとって、先代のこの農法は小さい頃から教えられてきた当たり前の方法であり知識です。ほとんどの畑が斜面にあるため、作業にはより手間がかかります。このドメーヌの強みは40年以上の古い樹齢の葡萄樹の比率が高いことで、一部には100年を超えるものもあります。白ワインのフレッシュさの秘密は、東と北の向きの畑の葡萄を使用すること。さらに食べた時にフルーツを感じたら即収穫します。葡萄が黄金色になって収穫するのは昔のやり方と考えています。
「アラリーのワインが、ケラーヌの手本」 私どもが初めてこのドメーヌを訪問したのは今から20年以上前でした。そのころはまだフレデリック アラリーのワインもケラーヌ村もあまり知られていませんでした。しかし、その後数年で、彼のワインは南部ローヌにおいてその名をとどろかせ、ケラーヌがローヌの村名ワインの中でも最もクオリティの高いワインであることを知らしめました。彼は今や国際的にもその名が知られる存在となり、ワインがまったく足りない状態です。そのため「ギド アシェット」などを見てやってくる訪問者に売るワインが全くなく、壁には「ワインは全て売り切れです」と案内がでています。
<評価>
評価 「ギド デ ヴァン ベタンヌ +ドゥソーヴ2018」で最高のオーガニック生産者(1位)。「ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2019」で『高級』と掲載。
「フレデリックとフランソワ・アラリーは、自らのドメーヌを、この20年間でコート・デュ・ローヌ随一の魅力的で安定感のある大使の一つとした。彼らの赤ワインは、いつも構成が実にしっかりしているもののタンニンの荒っぽさは全くなく、過熟ではなく適性に熟した果実を正確に表現しており、アルコール分も調和が取れている。「ドメーヌ・リショー」のものほど風味の豊かさはすぐに表れないが構成は申し分なく、赤はキュヴェやヴィンテージにもよるが1年から3年を経ないと最善の状態にならない。」
コート・デュ・ローヌ・ルージュ・ル・プティ・マルタン(Côtes du Rhône Rouge Le P'tit Martin)
生産地フランス / 南ローヌ地方 / ケラーヌ(Cairanne)
栽培・認証ビオディナミ農法(化学肥料・農薬不使用。月や宇宙のリズムに合わせた農作業)
認証:Demeter(デメター)、Ecocert(エコセール)、ユーロリーフ
テロワール標高約200mに位置するケラーヌ村の急峻な丘の麓、および平地の区画。
土壌:粘土石灰質土壌(保水性が高く、近年の干ばつや温暖化に強いのが強み)に、小石(ガラ)が混ざるエリア。ブドウ品種シラー主体 + グルナッシュ(※ヴィンテージによりグルナッシュ主体、またはサンソー/ムールヴェードルが少量ブレンドされる場合もあります)。
樹齢:ドメーヌ全体の強みである古木(樹齢40〜100年超)とは異なり、このキュヴェにはあえて「樹齢の若いブドウ(若木)」を使用。
収穫:すべて丁寧な手摘み。
醸造方法:完全除梗(ブドウの茎をすべて取り除き、雑味を抑える)。
発酵:果実味を最もフレッシュかつ豊かに引き出すため、100%ステンレスタンクにて発酵。
収穫、発酵、熟成などの醸造段階では酸化防止剤(SO2/亜硫酸塩)を完全無添加。
ボトリング時にのみごく少量(通常の1/10程度)添加。
ノン・フィルター(無ろ過)、無清澄。熟成方法ステンレスタンクにて8ヶ月間熟成。
アルコール度数約14.5%
「あえて」格下のAOCコート・デュ・ローヌとしてリリース
ブドウが栽培されているのは、本来ならワンランク上の高級格付けクリュである「A.O.C.ケラーヌ」に認可されている一等地エリアも含みます。しかし、若木の瑞々しさを活かして「気軽にすぐ開けて美味しいデイリーなワインにしたい」という生産者の強いこだわりから、あえて格下の「A.O.C.コート・デュ・ローヌ」として、手の届きやすい価格でリリースしています。生産者のフレデリック氏は「これは私のプライドの問題です」と語るほど、この割り切りに誇りを持っています。
グラスに注ぐと、シラー特有の美しく紫がかったルビー色、香りはカシスや野生の黒イチゴ(ブラックベリー)、そして完熟したプラムやチェリーのような、甘酸っぱく瑞々しい果実香にスミレの花を思わせる、上品でどこかチャーミングな甘いニュアンスが広がります。
ローヌ地方特有の野生ハーブ(ガリッグやセージ)の清涼感に、黒コショウやクローブのようなピリッとしたスパイス香が優しく重なり、香りに心地よい奥行きを与えています。
味わいはするすると身体に染み込むピュアな旨味口に含むと、南ローヌのワインにありがちな「重苦しさ」や「アルコールのキツさ」は一切なく、驚くほど軽快でスムーズな飲み心地(Drinkability)に驚かされます。はちきれんばかりのジューシーな果実味は、まるでフレッシュなブドウジュースをそのまま口にしたかのような、じんわりとしたピュアな旨味と果実の凝縮感がダイレクトに伝わります。
自然派ならではの「生きた酸」が全体をきれいに引き締めており、味わいがぼやけず、次の一口がすぐに欲しくなるようなフレッシュさがあります。



